「宝石の娘と異能の王子」11話ネタバレ～町の異変～
継母とフィオナ
いまだアンナの行方が知れず、継母は苛立ちを隠せないでいました。一方、フィオナは間もなくやって来るという家庭教師の存在に、どこか落ち着かない様子です。継母はフィオナに対し、王族としての教養をしっかりと身につけるよう厳しく言い渡しますが、フィオナの胸には、自分が果たして王妃にふさわしい器なのかという不安が渦巻いていました。
そこへ従者が現れ、国王陛下がフィオナに「予見の儀」をお望みであると告げます。その言葉を聞いた途端、フィオナは血の気が引いたような顔になり、「急に…体調が…」と言いながら、その場によろよろと座り込んでしまうのでした。
兄との再会
クルーフォーグの町で、アンナは兄との無事の再会を心から喜んでいました。しかし、兄はアンナの隣に立つエヴァンの姿を認めると、途端に険しい表情になり、あからさまな敵意を向けます。兄を無用に心配させまいと、エヴァンは咄嗟に「私はアンナの婚約者です」と、思いもよらぬ嘘をついてしまいました。さらに、アンナの以前の奉公先では執事をしていたと説明を重ねますが、兄の疑念に満ちた眼差しは和らぐ気配がありません。
張り詰めた空気を見かねたアンナは、話題を変えようと町の異様な雰囲気について兄に尋ねます。すると兄は、町の置かれた過酷な現状と、それが国全体の問題へと繋がっていることを重い口調で語り始めました。町長が国に窮状を訴え、改善に向けて働きかけてくれていると説明するものの、その言葉の端々にはどこか諦観の色が滲んでいるのでした…。
「宝石の娘と異能の王子」11話感想～町の異変～
国王陛下から「予見の儀」を頼まれた途端、分かりやすく倒れてみせるフィオナの姿には、思わず笑ってしまいました！もちろん、フィオナ自身、予見などできるはずがないと百も承知でしょうから、何としてでも「予見の儀」だけは避けたかったのでしょうね。それにしても、あまりにも見え透いた嘘と大根役者っぷりで、仮病であることは誰の目にも明らかです。この幼稚な仮病作戦が、一体いつまで通用するのか、ある意味見ものですね！
そもそも継母は、フィオナを王妃の座に据えて何を企んでいるのでしょうか。その邪な野望が明らかになる前に、早く継母とフィオナ親子には痛烈な天罰が下ってほしいものです。
一方、王妃様の故郷であるクルーフォーグは、何やら深い闇を抱えている雰囲気が漂っていますね。町長が現状を打開するために国と交渉しているとのことですが…正直なところ、その町長自身が何かを隠していて、めちゃくちゃ怪しいと感じるのは私だけでしょうか。
アンナさんとエヴァン様は、かつての活気を失ったクルーフォーグを、そしてそこに住む人々を救うことができるのでしょうか？！今後の展開から目が離せません！
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