経済格差が広がった20XX年の東京。
「矯正委員会」という民間組織が貧困層を取り締まり、問題を起こした者は容赦なく刑務所に送られる。
17歳の少女・飾矢真紀（かざりやまき）は捕らえられた妹を助けるために、刑務所「関東矯正院」に潜入する。
刑務所では囚人の人権が剝奪され、非人道的な扱いを受ける最悪の場所であった。
真紀は妹を見つけ出し、関東矯正院から脱出することができるのか？！
命懸けの脱出劇をご覧ください！！
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「脱獄のカザリヤ」1巻のネタバレと感想をご紹介！妹を助けるために刑務所に潜入！
「脱獄のカザリヤ」1巻のネタバレ
西暦20XX年ー
舞台は経済格差が拡大した近未来の日本。
日本国民は都市の中心部で暮らす超富裕層と、その周縁部にスラムを形成し生き延びる貧困層の二つに分断された。
スラムでは凶悪犯罪が収まるところを知らず、貧困層の扱いに政府は頭を悩ませていた。
貧困層に割り当てる予算に余裕がなくなった政府は、民間組織「全国矯正委員会」に国民に対する警察権を委託した。
貧困層を矯正し社会の労働力に還元するという大義名分はあるが、その実態は国民を弾圧する巨悪団体であった。
ある日、17歳の少女・飾矢真紀（かざりやまき）の妹・飾矢萌絵（かざりやもえ）が失踪した。
幼い頃から両親がいなかった二人は児童施設で育ち、互いに助け合いながら成長してきた。
真紀にとって萌絵は唯一の家族で、何よりも大切な存在。
失踪した萌絵を懸命に捜索するも手掛かりは何も見つからず、月日だけが流れていく。
そんな中、関東矯正院から萌絵の直筆の手紙が届いた。
関東矯正院は矯正委員会によって捕まった者が収容される収容所である。
萌絵が矯正委員会に捕まった経緯は手紙に記されておらず、本当に萌絵が関東矯正院にいるかどうかの確証はない。
しかし、真紀は萌絵を助けるために関東矯正院に潜入するのであった。
果たして、妹の萌絵を救い出し関東矯正院から脱獄することはできるのか？！
愛する人を助けるために命懸けの潜入劇が始まる！！
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「脱獄のカザリヤ」1巻の感想
経済格差が拡大し貧困層の人々が社会から見捨てられ虐げられる世界が描かれています。
スラムで生きる人々に人権はなく、矯正委員会に捕まってしまうと非人道的な扱いを受けます。
現代社会でも経済格差の拡大が懸念されており、経済格差の拡大の行きつく先が本作品のような世界と思うと恐ろしいです。
金を持つ権力者が弱者を支配する場面は嫌な気持ちにさせられてしまいます。
捕まった妹を助けるために監獄に潜入するという物語で、陰謀渦巻く監獄内でどのように立ち振る舞い脱出するのか楽しみです！
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