フィギュアスケートは華やかで美しい世界と思われているが、実際は全く違う。
普通の人間には想像できない苦労があり、極めて厳しい世界。
今回紹介する「メダリスト」は、フィギュアスケートの選手を諦めた主人公が、不器用で自分に自信を持てない少女をフィギアスケート選手に育てる物語です。
本記事では「メダリスト」を読んだ感想や面白さを解説します。
本記事を最後まで読むと、「メダリスト」の面白さが分かります。
「メダリスト」が面白い!熱くて泣ける本格的なスケート漫画【感想】
メダリストのあらすじ
夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。
でも2人には、誰より強いリンクへの執念があった。
氷の上で出会った2人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す!アフタヌーン公式サイトメダリストより引用
メダリストの基本情報
掲載雑誌 | 月刊アフタヌーン |
連載開始 | 2020年7月号 |
作者 | つるまいかだ |
巻数 | 既刊2巻(2021年5月現在) |
メダリストの面白さ!ネタバレ注意!
フィギュアスケートを題材にした本格的で熱い漫画
主人公・司(つかさ)はフィギュアスケート選手になる夢を諦め、アイスショーの選手になることを決意。
しかし、アイスショーのオーディションに落ち続け、フリーターになってもフィギアスケートにしがみついていた。
そんなある日、スケートリンクで小学生・結束(ゆいつか)いのりに出会う。
いのりはフィギアスケートをしたいが、母親から学校の成績が悪く何もできないと決めつけられ猛反対されていた。
しかし、いのりは勇気を振り絞って、スケートがしたいと母親に伝えます。
「メダリスト」第一巻より引用
泣きながら母親にスケートがしたいと言ったこのシーンはマジで感動しました。
たった1巻で読者の心を鷲掴みにするとは、ある意味恐ろしい漫画!
司はいのりを後押しするかのように、「俺がコーチとして、いのりを全日本選手権に出場する選手に育てる!」と宣言します。
フィギアスケートを諦めた司とフィギアスケート選手を目指すいのりがタッグを組み、金メダリストを目指すめちゃくちゃ熱いスポーツ漫画です。

また、フィギアスケートを詳しく描いているところが面白い!
- スケーティング
- ジャンプ
- スピン
などのフィギアスケートの技や、大会の出場資格を得るための重要なテスト「バッジテスト」といった、フィギアスケートの裏側を知ることができます。
フィギアスケートをテレビで見る方は多いと思いますが、そんな方でもバッジテストとか知らないですよね。
僕も「メダリスト」を読む前は全く知りませんでした。
「メダリスト」を読むことでスケートについて詳しくなりますよ!

絵のタッチの使い分けが上手い
日常的なシーンでは可愛らしい絵ですが、スケートシーンになると絵が急に美しくなります。
「メダリスト」第一巻より引用
スケートシーンの絵のタッチは、無駄な描写がなく洗練されており、非常に綺麗です。
さらに、迫力と躍動感が伝わってきて、まるで目の前で踊っているかのような錯覚になります。
絵のタッチの使い分けが抜群に上手く、スケートシーンでは一気に読者を本格的なフィギュアスケートの世界に引き込みます。

まとめ
以上、「メダリスト」の作品紹介でした!
熱くて面白いスポーツ漫画を探している方に一押しの作品です!