今回紹介する漫画「九条の大罪」は、弁護士の九条間人がヤクザや半グレなどの悪人を弁護する最高に胸糞悪い漫画です。
「九条の大罪」は倫理的にアウト過ぎる問題作ですが、めちゃくちゃ面白い!
2021年に「九条の大罪」を超える怪作は出てこないと思ってしまうほど衝撃的な作品でした!
本記事では「九条の大罪」が気になっている方に向けて、ネタバレを最小限に抑えながら面白さを徹底解説しています。

アンモラル過ぎる衝撃作「九条の大罪」が面白い!法とモラルの極限ドラマが描かれる!【感想・評価】
基本情報
掲載雑誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
連載開始 | 2020年10月 |
作者 | 真鍋昌平 |
巻数 | 既刊2巻(2021年6月現在) |
「九条の大罪」は闇金ウシジマくんの作者・真鍋昌平による最新作です!
アンダーグラウンドと法律の領域がミックスされた複雑な物語を驚異的に面白く描いており、傑作になる予感しかしません。

あらすじ
あらすじ
どんな悪人でも依頼人であればあらゆる手段を駆使して擁護する弁護士・九条間人。
主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ!?
神か悪魔か弁護士・九条! 法とモラルの極限ドラマ、ここに開幕!
めちゃくちゃ胸糞悪い
主人公の九条間人はどんな悪人でも依頼人であれば擁護する弁護士。
飲酒運転をして親子をひき逃げした加害者の半グレを擁護します。
ひき逃げにより、父親は亡くなり、子どもは左足を失う結果に。
本来なら危険運転致死で求刑10年。
しかし、九条は危険運転致死を過失運転致死にすることによって、半グレの刑を軽くします。
父親の命と子どもの左足を奪われた母親が発狂するシーンの直後に、半グレが拘置所で爆睡するシーンが描かれており、最高に胸糞悪いです。
反吐が出るほど理不尽な出来事を躊躇なく描いており、胸糞悪いのが癖になって読むのが止まりませんでした!
主人公の九条がカッコよすぎ
「九条の大罪」1話より引用
ワイルドな見た目とは裏腹に、常に冷静沈着で、ヤクザや半グレが相手でも臆することはありません。
また、セリフの言い回しがかなりクールで、弁護士らしからぬフレーズに男でも惚れてしまいます。
普通の弁護士と比べると、非常に逸脱していますが、弁護士としての能力はピカイチで難しい局面をたやすくひっくり返します。
九条の仕事ぶりは傍から見れば倫理的に許されませんが、依頼人からすれば最高の弁護士です!
ヤクザの弁護によって、さぞかし贅沢な暮らしを送っていると思いきや、家族もなく、ビルの屋上でのテント暮らしで満足しています。
圧倒的な能力を持っていながらも、失うものが全くない絶対的強者!
弱点が本当に見当たらず、つけいるスキがありません。
負ける姿を想像できない強者特有の余裕感がめちゃくちゃカッコいい!
アンダーグラウンドの領域
「九条の大罪」はアンダーグラウンドの領域がリアルで、かなりグロイ作品です。
暴力、殺し、薬などのアンモラルなシーンが絶えず描かれており、フィクションと分かっていながらも、さすがに引いてしまう場面もあります。
バイオレンスな表現が多々ありますが、心理描写は決して雑ではなく、非常に繊細です。
過激な暴力表現と繊細な心理描写が同居する異質な作風。
弁護士がアンダーグラウンドの人達を擁護するという、弁護士の正義のイメージから逆行した展開が九条の大罪の魅力です。
法律と道徳は違う
私は法律と道徳は分けて考えている。
「九条の大罪」1話より引用
九条のこの言葉が異常なほど自分の胸に響きました。
SNSで炎上したとしても、刑罰の重さが変わることはありません。
法律は道徳ではなく、あくまでルールに過ぎません。
しかし、人間には感情があるので、法律と道徳を分けて考えることは非常に難しいです。
胸糞悪い理不尽な出来事は意外にもすぐそこで起こっています。
「九条の大罪」の描かれているエピソードは決して他人事ではありません。
「九条の大罪」は、法律と道徳を分けて考え、法律を上手く利用できる人間が勝者になる不条理な現実を読者に突きつけます。
きれいごとが一切通用しない社会の真実を教えてくれる漫画で、多くの現代人が読むべき必読書と言える作品です!
まとめ:アンモラル過ぎる真鍋昌平の最新作「九条の大罪」が面白い!【感想・評価】
「九条の大罪」は、法律を巧みに利用できる悪人が勝者になる残酷過ぎる事実を容赦なく描いた作品です!
気になった方はぜひ読んでみてください!
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