今回紹介する漫画は「チ。ー地球の運動についてー」です。
漫画大賞2021で2位を受賞するほど、非常に評価されています。
「チ。ー地球の運動についてー」は、宇宙の真理の証明に命を懸けた人たちの人生を描いた作品です!
とんでもなく面白くて、今まで読んできた漫画の中でトップ5に入るほどの漫画!
本当に読まなきゃ損するほどの漫画なので、絶対に読んでほしい!
本記事では「チ。ー地球の運動についてー」の面白さや魅力について話しているので、ぜひ最後まで読んでください!
「チ。ー地球の運動についてー」人生観を変えられるほど圧倒的に面白い漫画
基本情報
掲載雑誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
連載開始 | 2020年9月 |
作者 | 魚豊 |
巻数 | 既刊3巻(2021年6月現在) |
作者情報
作者の魚豊先生は以前マガジンポケットで「ひゃくえむ。」という100メートル走を描いた漫画を連載されていました。
あらすじ
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは大学で神学を専攻するはずだったが、異端者の謎の男に出会ったことで人生が思わぬ方向に進むことになる。
アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!!
宇宙の真理の証明に命をかけた熱い人たちの物語
「チ。ー地球の運動についてー」の話をする前に、天動説と地動説の説明を簡単にします。
天動説と地動説の違いは?
- 天動説は太陽や月や星が、地球を中心に回っている考えられる地球中心説
- 地動説は地球は惑星の一員として自転しつつ、太陽を中心にその周囲を公転していると考えられる太陽中心説
「チ。ー地球の運動についてー」の舞台は15世紀のヨーロッパで、プトレマイオスが唱えた天動説が主流でした。
しかし、天動説では証明できない事象があり、賢い学者たちは「もしかして、地球が回っているのでは?」と考えるようになります。
けれど、異端思想が徹底的に排除される時代で、天動説と相対する地動説を研究する者は、異端者と見なされ、拷問の後処刑されます。
地動説を研究することは、まさに命懸けです。
それでも、賢き学者たちは好奇心や探求心を抑えきれず、地動説の矛盾のない美しさや魅力にどっぷりハマっていきます。
「チ。ー地球の運動についてー」1話より引用
異端者になる、殺される、それがどうした!
宇宙の真理の証明のために、地動説に何もかもを捧げてやる!
一度しかない人生の全てを、地動説に捧げる生き様がめちゃくちゃカッコイイです。
半端じゃない覚悟や信念の強さが恐ろしいほど伝わってきます。
「チ。ー地球の運動についてー」には美しさと熱さが見事に同居している作品です!
- 宇宙の真理の美しさ
- 地動説に命を懸ける人たちの熱さ
宇宙の美しさと宇宙を研究する人たちの熱さを対照的に描かれているところが非常に魅力的です!
また、人生を懸けて地動説の研究をしている人たちが発する言葉は魂が込められていて、とにかく熱い名言だらけです。
絶対にお気に入りの名言を見つけることができ、人生のバイブル本になりますよ!
人生を深く掘り下げた作品
人生とは一体何なのか?どのように生きるべきなのか?
宗教的な要素を織り交ぜながら人生の意味を教えてくれる作品です。
「チ。ー地球の運動についてー」では
信念VS宗教
が徹底的に描かれています。
- 命懸けで自分の信念を貫き通すのか
- 宗教を信じ平和に暮らしていくのか
どちらが良い人生を送れるのか?
今の時代に置き換えて考えてみると
- 自分の考えを大事にするのか
- 大多数の意見に合わせるのか
になります。
「命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?」
がこの漫画のテーマです。
人生は一度きり!
本当に満足する人生を送りたいのなら、全世界を敵に回してでも、自分の信念を貫き通す必要があります。
「チ。ー地球の運動についてー」は、人生の意味を分かりやすく伝えてくれる作品で、人生に悩みを抱える人には絶対に読んでほしいです。
まとめ:「チ。ー地球の運動についてー」人生観を変えられるほど圧倒的に面白い漫画
以上、「チ。ー地球の運動についてー」の作品紹介でした!
自分の信念を貫き通す大切さを全身全霊で教えてくれる作品です!
気になった方はぜひ読んでみてください!